Q&A
- Q1.使用後のテープはどう処分するのですか?
- Q2.手元の線量計(μSv表記)では、あまり効果が見られないのですが?
- Q3.どのように使いますか?
- Q4.人体や食品には使用できますか?また、使用できない場所などはありますか?
- Q5.除染テープを使用することで完全に放射性物質を除去することは出来るのですか?
Q1.使用後のテープはどう処分するのですか?
A1.
一般家庭でご使用になられた後の除染テープについては、除染の際に着用した雨合羽やマスクや雑巾などと同様に、家庭ごみとしてそれぞれの自治体の分別に従って出していただいて問題ありません。
テープなどに付着した放射性物質が再度飛び散ることが無いよう、ゴミ袋に密封して回収にお出しください。
除染業者などが除染テープを使用した場合には、産業廃棄物としての扱いになるため、家庭ごみとして一般のゴミ回収に出すことは出来ません。
上記の内容は以下の窓口において確認を取っております。
- 原子力安全・保安院:放射線に関する問い合わせ窓口(福島県) 0120-988-359
- 原子力災害全般に関する問い合わせ窓口
(経済産業省原子力安全・保安院原子力安全広報課) 03-3501-1505
また、いわき市においては市作成の除染マニュアル内においてテープの使用について記載があり、使用が推奨されております。(2011.12.16現在)
Q2.手元の線量計(μSv表記)では、あまり効果が見られないのですが?
A2.
環境放射線量率の測定(μSv/h)では、周囲のかなり広い範囲からの放射線(γ線)の影響を測定します。そのため、特に屋外では測定器の近くの一部の表面汚染を除去しても、効果が見えづらくなります。
表面汚染の除去効果については福島県ハイテクプラザいわきで表面汚染測定用の測定器を用いて測定され、有効性が確認されております。
(イメージ)
Q3.どのように使いますか?
A3.
テープの粘着面で放射性物質を捕捉する構造になっていますので、除染したい面に貼付けて、剥がしてください。
砂やほこりが乗っている場所でも、そのまま貼り付け、ほこりごと除染を行ってください。
ほこりや砂が一度で取りきれない場合には新しいテープを用いて何回かそれを繰り返してご使用ください。
(イメージ)
Q4.人体や食品には使用できますか?また、使用できない場所などはありますか?
A4.
除染テープは器物の表面に付着した放射性物質の除去を想定しており人体や食品への使用は想定しておりません。ご使用にならないでください。
細かい凹凸のあるものや、木材や毛皮などの内部に入り込んだもの、水や油で汚れている面、加熱や化学反応により表面に強固にこびりついてしまったものなどには効果が発揮できません。
また、粘着剤により損傷の恐れがあるもの、塗装面や貴金属、高価格品などにはご使用にならないでください。それ以外の場合でもお使いになる前には、小面積のテープで目立たぬ場所でお試しになってからご使用になることを強くお勧めいたします。
Q5.除染テープを使用することで完全に放射性物質を除去することは出来るのですか?
A5.
除染テープを正しく使うことにより表面に付着した放射性物質を低減させることができますが、その効果の程度はもともとの付着量や材質、表面の状態などによって変わってきてしまいます。
製品の特性上、表面ではなく内部にしみこんだものや、強固に付着してしまっているものについては効果が見られない場合があります。
また、素材がもともと含んでいる放射性物質については除去することができません。
状況や素材別の除染効果についてハイテクプラザいわきで測定した測定例について「除染効果」のページに記載しておりますので参考にしていただけますようお願いいたします。
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